二式戦闘機 - 工程 #-07

二式戦闘機 - 工程 #-07

細かい塗装

前回からの続き

尾翼

日の丸がチラリと映っていますが、初めてにしてはなかなか良いできでした。

続いて黄色い部隊マークを尾翼に塗りたいと思います。デカールが付属していますが、尾翼の深い溝になじむか不安だったのと、せっかくここまでやったので、あえて塗装で。

マスキングは説明書を見ながらなんとなくやりました。今考えると付いているデカールを測ってやればよかった。

周囲もマスキングして、まずは下地にモンザレッドを。このまま黄色を吹くと、綺麗に発色しないんですよね。白でもいいかもしれませんが、そうすると日の丸と同じ色合いになって、うるさい感じになりそうなので、今回は赤系で。

乾いたら、赤を残したい部分を除いて、キャラクターイエローを吹きます。

この日のは少し湿気があったので、マークを乾燥させている間にデカールを張ります。

飛行機の細かい部分の注意書きと撃墜マークは、自分の腕前ではさすがに塗装だと無理です。

マークセッターを使って、デカールを軟化させて、胴体に密着させます。

が!撃墜マークは、乾くタイミングやらなんやらで、ちょっとうまく密着しませんでした。

まだウェザリングしていないので、おもちゃ感がすごいです。

部隊マーク

さ!乾きました!どうでしょう!

この瞬間はいつもドキドキしますね。

少しリタッチする場所や、非対称な部分はありますが、まぁまぁ良しということで...。ここがプロとヒマつぶしの差でしょうね。

デカールはこういうところも貼ってるんですよ。正直老眼につらい。

サワルナ

サワルナ

ここまで終わったら、次の工程である墨入れに備えて胴体や翼にトップコート(半光沢)を吹きます。こうすると、デカールや今までの塗装が保護されるので、墨入れではみ出た部分をきれいに取る事ができます。おぬぬめです。

翌日は天気がよかったので、この時点のものを太陽光の下で撮影。

胴体に水平尾翼主翼翼には主脚とフラップを付け、その二つを接着済みです。日の丸も綺麗に発色してます。

少し策の影になってしまいました。

ウエザリング

心を鬼にして、パネルラインにべちゃべちゃ

心を鬼にして、パネルラインにべちゃべちゃ

墨入れ用の塗料は、エナメル系の茶色・黒を混ぜて作りました。若干、茶色が多めです。茶色を多めにすると、ふき取った時の残りが丁度錆びや土埃のようになってなんとなく良い感じになります。

ふき取るときは、まずエナメルの溶剤を筆でさっと載せます。溶剤が乾くまえに、飛行機の前から後ろの方向へ、風の流れを意識して柔らかいティッシュなどを使い一気にふき取ります。

この時、トップコートが甘いとデカールや塗装を傷つけてしまいます。またエナメル溶剤は、プラスチック本体に直接つくと、浸食して脆くしていまうので、必ず下地やトップコートを塗ってから作業しましょう。

青が溶剤を軽く載せるところ。黄色→がふき取る方向

青が溶剤を軽く載せるところ。黄色→がふき取る方向

1時間ほど乾燥のため放置し、その後2時間ほどかけて余分な墨をふきとったのがこちら。

一度に同じところを何度もふき取ると全部とれてしまいます。思ったようにとれなくても、何回かにわけながらちびちび作業しましょう。細かいところは綿棒やボロい筆とかで根気よく取っていきます。

パネルラインやリベットにも、うまく墨が残っています。大満足。

後は外付けの燃料タンクやなんかよく分からない部品と。ディテールアップのための細かい筆塗りといった作業ですかね。今日はこれまで!

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次は完成写真が載せれるとよいなぁ

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二式戦闘機 - 工程 #-06

二式戦闘機 - 工程 #-06

前回からの続き

パネルラインの塗装

胴体

鉄板を張り合わせた感を出したかったので、モールドに沿ってマスキングの後、メタリックアイアンにシルバーを混ぜたものを吹き付けます。完全に目分量です。

混ぜて分かったんですがシルバーってかなり強い。1:1くらいで丁度良いかも。

乾いてマスキングを外すとこんな感じです。

主翼

こちらもモールドにそってマスキング。

写真だと少しわかりにくいですね。

舵の部分は、明灰色にほんの少しシルバーをまぜて、羽布張り感を。

垂直尾翼も同じように塗った胴体を。

再びの悲劇

そしてここで、プロペラに続き第二の悲劇が ...

メンテ用の窓に、塗装済のパネルを張り付け、裏から接着剤を流し込んだその時 ...

表側に接着剤が回り込んでしまった!

泣きたくなるぜ!こんちくしょうめ!

気を取り直して

接着剤がはみ出た部分は、2000番のペーパーで軽くやすり掛けをし、日の丸の部分など、再塗装する部分と一緒にマスキング。

その後、よごれた部分は黒、日の丸は白で下地を塗装。

マスキングの日の丸は付属のデカールでサイズを測り、サークルカッターで抜きました。

つや消しは、乾くとかなり表面がザラザラしているので、ティッシュでゴシゴシして頭をつぶします。

最後に、赤と銀をぬって再び乾燥タイム。

さて!寝よう!

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いやー!疲れた!

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二式戦闘機 - 工程 #-05

二式戦闘機 - 工程 #-05

前回からの続き

ここからはほとんど塗装になります。

最初はガンプラより楽かな?と思い、手をつけはじめましが、雑に組めばそのまま仕上がりに影響するので、結果、まったく楽じゃないことを思い知りました。

主翼

識別帯の塗装

一部胴体にも同じ色で塗装が必要なので、仮組状態にしてからがっつりとマスキングを施します。

胴体へ繋がる部分は、曲線用のマスキングテープで翼の形を追うように。右端に見える凹部分も、中に色が入らないように、マスクをしています。

黄色を吹付ます。

乾いたら、さらに機銃部分を残し、再度マスキング&塗装。

半日ほどおいて、マスクを外しました。なかなか良いんじゃないでしょうか??

銃身はあとで何か適当な色に修正します。

カバーの塗装

正式名称がわかりません。ここに被せる部品です。

コクピット側に機内色を吹き、その後逆サイドを日差し反射防止の黒を乗せます。

プロペラの塗装

全体に今までと同じく、つや消し黒を塗ったあと、表側に日本機のプロペラ色を。

プロペラが回転している時に、その範囲を知らせる識別色を塗るためのマスキングを

... とここで、事故発生 ...

系統の違う塗料を試したところ、ものすごく食いつきが悪く、なんども吹いていたらこんな事に ...

ものすごい厚塗り!そして回り込み!

最低だこのやろう!

これも後でリペアしましょう。

とりあえず溶剤で落とせるだけ落としたプロペラとエンジンを仮組してみます。

仮組

胴体とカウルにも反射防止のつや消し黒を塗ったものを一度仮組します。

これは塗装前に仮組したものです。これが...

こんな感じになりました。

だんだん形になってきました。

でもまだ細かい部品が残ってたり、やり直しにくい塗装が増えるので、心の余裕があるときに作業しようと思います。

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二式戦闘機 - 工程 #-04

二式戦闘機 - 工程 #-04

前回からの続き

胴体

下地の塗装

全体につや消し黒を塗ります。下地に濃い色を塗る場合はサーフェィサーって要らないんじゃないかな?と素人は思ってしまいます。

今回も最初はサーフェィサーを使ってたんですが、この胴体からは使っていません。

継ぎ目も綺麗になりました

継ぎ目も綺麗になりました

一日ほど置いてから銀色を重ね塗りします。

主翼

錆び止め(色)の塗装

機銃の取り付け

あらら?部品には 12.7mm と 40mm と思しきものが ... 

上:40mm - 下:12.7mm

上:40mm - 下:12.7mm

気が付いたら 40mm を付けていた。本当は付け根にカバーとか付いているんですが、再現性よりも中二心が勝ってしまいました。詳しくは google 先生にお聞きになってくださいませ。

下地の塗装

その他の細かい部品をもろもろ取り付け、マスキングをほどこし

細かいところはマスキングゾルを塗ります

細かいところはマスキングゾルを塗ります

つや消し黒を。... と、ここで丁度塗料が無くなってしまった。でもほんとうに丁度で良かった。みなさんは在庫管理を徹底しましょう。

そして銀色を塗って、マスキングをはがします。フラップの部分に塗り残しがありますが、後で修正しましょう。

その他 ( 主脚のカバーなど )

下地の塗装

ちなみに、この写真を撮ったときは、まだサーフェイサーを使っていました。

こちらも最後は銀色を塗ります。

ランナーが付いているものは取り付ける時に再修正する予定です。

ここまでで、全工程のだいたい4~5割くらいでしょうか。ここからは更に塗装の塗り分けなどにに工数がかかります。

9月いっぱいくらいは楽しめそうです。

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時間をこんなにも使うなんて、ほんと贅沢な趣味。

二式戦闘機 - 工程 #-03

二式戦闘機 - 工程 #-03

前回からの続き

エンジンの組み立てと塗装

排気管は金と茶色を混ぜた色で塗装。気筒は鉄焼色。

ここで問題発生。エンジンの組み立てでは、シャフトの差し込み口の中にポリキャプを入れるのですが、探しても見つからない!ショック!... ということで、ガンプラの余剰バーツから切り出して自作しました。

どこかに旅立ったポリキャップ

どこかに旅立ったポリキャップ

カウルの組み立てと塗装

部品を組み立てた後、サフを吹いて下地に黒。

一日ほど置いてからシルバーを重ね塗り。

キャノピーの塗装

飛行機のキャノピーはマスキングが面倒ですね。

細く切ったマスキングテープを、微妙な窓枠の曲線に合わせながらチマチマ貼っていきます。老眼のせいで多分1時間くらいかかった気がします。裏側は塗料が回り込んでも大丈夫なようにマスキングゾルを塗ります。

下地に黒を吹いて

これも1日くらい置いてからシルバーを吹つけ

さらに一日乾燥させたあとに、マスキングをはがすとこのように。少しはみ出た部分はこの後修正していきます。バブルキャノピーがうらやましい。

胴体の隙間埋め

溶きパテを塗って乾かし、600番のペーパーで大まかに削り、2000番で仕上げ。

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今日もこの辺りで ...

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二式戦闘機 - 工程 #-02

二式戦闘機 - 工程 #-02

前回からの続き

胴体の組み立て

真面目につくります。

操縦席の内部は中島機内色。その他は組み立てるとほとんど見えなくなりますが、錆び止めの青竹色。

スロットルレバーや側面のなんぞ分からんインターフェイスはつや消し黒。

下地はラッカー系なので、錆び感のウェザリングはエナメル系で。

操縦席の組み立て

最近ガンプラをほぼ巣組ばっかりしていたので、切り出しとか下処理とかやっぱりしんどい... 。部品の数が少ないのと楽なのは違いますね。気になるといくらでも処理したいところが出てきます。でもいかにも「作ってる!」という感じ。

計器盤はデカールを使わずに、エナメルの銀でササっとブラッシングして、メーター類を浮き上がらせて、使用感も出て一石二鳥。

仮組して見納め

張り合わせ

乾いているあいだにエンジンや、燃料タンクなどを作りましょうかね。

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今回はこの辺りで...

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ちなみに操縦席にある機関銃は、今でも現役のブローニングM2重機関銃を戦争中にコピーしたもの。たしかにシルエットが似てますね。元になったものは 1930 年代から使われているらしいので、ものすごいロングセラー。

二式戦闘機 - 工程 #-01

二式戦闘機 - 工程 #-01

最近のプラモデルは本当に出来がいい

ガンプラとかこれでもか!というくらい可動箇所が多く様々なポージング可能。もでもその分、部品数が多くて細かいんですよ。

老眼と震えと更年期が始まった自分にはいろいろ辛い。1時間ほどの作業でどっと疲れる。そして一息と思ったら、体のあちこちが固まって動かない。ということで今回は稼働箇所の少ない飛行機のプラモデルを作成する事にしました。

まずは部品を見てみましょう

部品も少ない!そして大きい!素敵!あとは風防とかデカールのみ。

まずは組み立て図をさっと見て

先に処理しておいた方がよさそうな部分を確認。

どうやら主翼の部分に穴あけとけよマークが沢山。

結構穴を開ける場所がありますね

結構穴を開ける場所がありますね

増槽やら、クーラーを取り付けたいので、ピンバイスで指定されたところに穴を開けます。

翼を組み立て、機体内部の塗装前に軽くサフを吹いた状態。

一旦仮組をして修正箇所を見てみます。

大型のエンジンから急激な絞り込み。面積が小さく前進翼のような如何にも突っ込みの良さそうなシルエット。大戦中の日本機にはあまり見られない形ですね。

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だがそれがいい

うーん...。結構隙間ありますね。

飛行機はモールドが浅い・薄いので、あまり処理しすぎると味がなくなりやすいんですよね。自分程度の腕前だと特に。掘りなおすのも面倒だし、どうやって埋めていこうかな。

何となくですが、瞬間接着剤でちょっとづつ盛って、溶きパテをのせてコソコソペーパーかな。ググってみよう。

とまぁ、今日はここまで!続きはまた後日。

従来の陸海軍戦闘機とは異なり旋回性能よりも速度を優先させており、優れた上昇力、加速力、急降下性能をも備えた新時代の優秀機であったが、反面、(日本の戦闘機としては)旋回性能と航続距離は低く、翼面荷重が大きい。これらは欧米の戦闘機と比べると標準的な値であったが、格闘戦に秀でて操縦も容易な従来機に慣れていた操縦者には、離着陸の難しさ、航続距離の不足などを理由に嫌われる傾向にあった。設計に携わった糸川英夫技師は、「「隼」戦闘機は時宜を得て有名だが、自分で最高の傑作だと思っているのは、それの次に設計した「鍾馗」戦闘機である」と戦後の著書に記している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/二式単座戦闘機

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